真正性の発表終えました。ありがとうございました🍦
— 迅亮 (@eudaimon_richo) 2022年7月23日
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改めてですが、本日 #哲学若手2022 1日目「真正性の2つの意味と3つの存在論的区別」ありがとうございました。
— 迅亮 (@eudaimon_richo) 2022年7月23日
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発表の所感
2022年7月23日(土)・24日(日)にオンラインで開催された哲学若手研究者フォーラムにて、「真正性の2つの意味と3つの存在論的区別」という題で発表した*1。いやー起きれてよかった。朝起きれた時点で発表なんか8割終わったも同然ですからね。
本発表の下敷きには昨年度提出した卒論があった。
発表は卒論の部分を基に作ったが、結果として卒論のその成分は発表の全体ではなく部分となった。つまり、いくつか新しい発見があった(名詞欲求型についての検討がその一つ)。
卒論はかなり自分に率直に書いたのだが、発表で同じようにやると伝わらないだろうから、色々工夫した。具体的には、想定反論を考えて応答するというプロセスを意識的に追加した。そうしたプロセスの中でミニマルな真正性という概念の妥当性を引き出したかった、というわけである。
結果、あまり成功しなかったと思うのだが(事実、質疑も「三つの存在論的区別」というより「二つの意味」に集中した)、とはいえ、ミニマルな真正性そのものがおかしいのではなくて、それを紹介する私の力量が不足していたかなという感触である。あと、入不二基義の無内包の現実性の議論を知っているかどうかでミニマルな真正性の勘所が掴めるかどうかが大きく変わってくるだろうと思う。
資料を作りながら、この話の何が面白いのだろうとたびたび不安になったのだが、SNSでもいくらか好意的な反応はいただけた*2ので、まだよかった。そういう反応が一切ないのも、それはそれでさみしいことだと思う。少なくとも僕は、専門的な質疑応答だけでは虚しくなってくる。もちろん、好意的な反応だけがあっても虚しいのだが。
*1:ちなみに、要旨段階では「真正性の二つの意味と三つの存在論的区別」という題でした。マイナーチェンジ。それはそうと、事前に提出する要旨と当日の発表はどこまで内容が違っていても許されるのか疑問である。内容違うの許さんという話ではなく、純粋に疑問である。
シンプルに疑問なのだが、学会発表の要旨と当日の発表はどれくらい違っていても大丈夫なのだろうか
— 迅亮 (@eudaimon_richo) 2022年7月23日
*2:「#哲学若手2022」で見つけたツイートをいくつか貼っておく。
真正性、まったくやってこなかったトピックだけどめちゃおもしれ〜〜〜〜〜
— Wang Ling (@mogmog_power) 2022年7月23日
#哲学若手2022
まじで「本物じゃないってなに…?」みたいな直感が今まであったけど、真正性についての発表ではそれについて言及されてて、めちゃ参考になった!
— Wang Ling (@mogmog_power) 2022年7月23日
#哲学若手2022
資料だけみたけど、真正性の発表おもしろ……。起きてたらよかった。#哲学若手2022
— はせ (@nancolle) 2022年7月23日