『RRR』の苦々しさ(ネタバレあり)

本記事は、「diary|2023/03」で2023/03/15(Wed.)に書いたのを少し修正したものです。

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みんなが観た観たよかったよかった言うてるので、私も『RRR』を出町座で観てきた。出町座美術部の『RRR』推しは凄くて、地下スクリーンに向かう通路はハチャメチャに装飾されている。

『RRR』を勧めてくれた人は「深く考えないで観た方がいい」と言っていたが、深く考えて観るに値する出来のいい映画だった。CGがかなりヘボかったが、それもまあ一つの味だろう。エンターテインメントの強度としては最高級と言っても過言ではない作品だった。

私は全然インド映画に詳しくないので、なぜインド映画では人々が突然踊り出すのか等々は分からないが、少なくとも『RRR』にそうした非現実性を帰するのはお門違いだろう。第一に、ミュージカルも突然歌い出すという点で、インド映画にだけそのおかしさを指摘するのは不適切(あるいは説明を要する事柄)だろうし、第二に、『RRR』は文字どおりの神話であって——ラーマは終盤で神になった——神話に脚色はつきものだからだ。

出町座は「クセツヨ音デカ上映」と題していたが、決して名ばかりではなく、スクリーンは爆音でぶるぶる震えていた。こういう設定は流石にシネコンとかではできないので、出町座で観れて良かった。二度目三度目を観たい人、初めて観る人、みんな出町座へ急げ。

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ただ、ナショナリズムに片足どころか頭までどっぷり突っ込んでいるところは怖い部分かもしれない。その苦々しさを直視することなしに「『RRR』最高!ナーーットゥナットゥナットゥ」とかやってる人間は反省した方がいいと思う。これだから戦争は終わらんのだわ。例えば、エンドロールの大団円でビームサイドのヒロインであるジェニーがほとんど出てこなかった(チラチラとは出ていたが、5秒も出ていないくらいだろう)のとかは、露骨に〈出自がイギリスの人間はインドを称揚するのには不適切だ〉というメッセージになっているのではないか。

これについてはsaebou(北村紗衣)さんのレビューも参照。

saebou.hatenablog.com

もう少し内在的な批評をば。インターバルの前、つまり第一部はテンポがよかったが、インターバル後、つまり第二部は——鞭打ちの拷問の後から特に——テンポが悪かったと思う。ポスターでは「友情か?使命か?」というジレンマを謳っていながら、最終的には友情と使命が悪魔合体して憎き大英帝国を打倒するというシナリオになっていて、いやいやナショナリズムに突っ込むよりこの「友情 v.s. 使命」のテーマでずっとやった方がいいよ、これはもう蛇足だよと思いながら観ていた。


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diary|2023/03

2023/03/16(Thu.)|T社一次選考、映像の世紀、人生談義

オンシャTの一次選考を受けてきた。受けてきた、と言っても、オンラインだったので部屋からは一歩も動いていないのだが。スーツでも私服でもよかったので私服で行ったら、私以外の4人全員スーツでビシッと決めていた。おい。話が違うやないか。まあ、私はそういうのは気にしないし、むしろ目立ててラッキー♪としか思わない。一人だけ私服でも気まずくならないというのは、私のパーソナリティをよく表していると思う。(This is 自己分析.)

選考はグループディスカッションだったのだが、いいメンバーに恵まれて実に円滑に実りある議論ができた。この日の17時にすぐ結果が返ってきた。通過だ。今度は二次面接(東京・対面)である。

かっこいい鷺。

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最近観れていなかった新・映像の世紀を観た。今回は第5集。60年代から90年代の若者たちの運動にフォーカスした回だ。良作だった。

夜は先輩であり友人でもある人と人生談義をした。いつもキラリと光る洞察を持ち帰ることになる楽しい談義だ。

今日の素敵なもの|牛沢の『Contraband Police』実況

牛沢節が炸裂している名作。

じゃあ結果を発表します。結果発表〜〜!

……あなたはクソです。二度と来んじゃねえぞ!!(3:43)


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2023/03/15(Wed.)|人事と面談、メンタルリセット、『RRR』

アカリク(院生向けの求人サービス)で某IT企業からスカウトをいただいたので、カジュアル面談をしてきた。IT業界は特に考えていなかったのだが、IT業界の中ではなかなか魅力的な企業さんだった。僕の意向もよく尊重してくれて、無理に選考を案内してこないところも好印象だった。

ちょっと前まで「採用人事担当者怖いよ……」というメンタルの日が多かったのだが、この頃は「は?俺雇わないとかどうかしてんぞ?」という天上天下唯我独尊モードに入ってる。いいことだ。

みんなが観た観たよかったよかった言うてるので、私も『RRR』を出町座で観てきた。出町座の『RRR』推しは凄くて、地下スクリーンに向かう通路はハチャメチャに装飾されている。

『RRR』を勧めてくれた人は「深く考えないで観た方がいい」と言っていたが、深く考えて観るに値する出来のいい映画だった。CGがかなりヘボかったが、それもまあ一つの味だろう。エンターテインメントの強度としては最高級といっても過言ではない作品だった。爆音でスクリーンがぶるぶる震えていた。スクリーンが震えるくらいの設定には流石にシネコンとかではできないので、出町座のクセツヨ音デカ上映で観れて良かった。

ただ、ナショナリズムに片足どころか頭までどっぷり突っ込んでいるところは怖い部分かもしれない。その苦々しさを直視することなしに「『RRR』最高!」とか思っている人は反省した方がいいと思う。エンドロールの大団円でビームサイドのヒロインであるジェニーがほとんど出てこなかった(チラチラとは出ていたが、5秒も出ていないくらいだろう)のとかは、露骨に〈出自がイギリスの人間はインドを称揚するのには不適切だ〉というメッセージになっているのではないか。

もう少し内在的な批評をば。インターバルの前、つまり第一部はテンポがよかったが、インターバル後、つまり第二部は——鞭打ちの拷問の後から特に——テンポが悪かったと思う。ポスターでは「友情か?使命か?」という対立を煽っていながら、最終的には友情と使命が悪魔合体して憎き大英帝国を打倒するというシナリオになっていて、いやいやナショナリズムに突っ込むよりこの「友情 v.s. 使命」のテーマでずっとやった方がいいよ、これはもう蛇足だよと思いながら観ていた。


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今日の素敵なもの|君島大空「花降る時の彼方」

春だ。ボコーダーで加工された声、テクスチャ豊かなドラム、肌を撫でるような優しいピアノ。

花降る時の彼方

花降る時の彼方

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2023/03/14(Tue.)|東京には行けず、ES、iPadケース

03/10–12でJapan Society Junior Fellows Leadership Programの同窓会に参加するために東京に行く予定だったのだが、出発日の朝に喉の痛みがひどくてお休みすることにした。コロナを疑ったのだが、数日間しっかり休んでいたら全然回復したので、おそらく花粉症の鼻水が喉の方に回っていたのが痛みの原因かもしれない。仮にコロナだとしても軽いコロナだろう。

03/13(Mon.)のバイトは問題なく出勤することができた。そして今日もバイトに。卒業・修了や博論に専念する等で、職場を離れる同僚が多くて寂しい。春は出会いと別れの季節だが、今のところ別ればかりで出会いはあまりない。サヨナラダケガ人生ダ。

03/15(Wed.)がオンシャのES締切だったので、ぼちぼち作業する。私が応募する職種は事前課題が課されており、実際の案件を想定してブランドを作ったり広告戦略を考えないといけない。めんどくさい。

以前、Instagramで流れてくるテキストベースの就活応援(?)アカウントで、〈ES締切直前に出すのはあまりよくない、公開後一週間ほどで出すのがベター〉というようなことを宣う輩がいた。そんな非本質的なことで就活生を食い物にするんじゃない、と思った。腹が立つ。俺は締切直前に出してやるぜ。

大学生協では時々型落ちのApple製品が叩き売りされているのだが、今日は私が使っている世代のiPadケースが売られていた。11,880円のケースが2,980円に。ホクホクである。色もキプロスグリーン——まあモスグリーンみたいな色だ——でシック◎。

今日の素敵なもの|【凄まじい速さ】製本の世界 ~有隣堂しか知らない世界172~

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2023/03/08(Wed.)|就活つらい

就活つらい。以外の感想が特にない。

 

2023/03/05(Sun.)|BADモード

3月に入ってから就活関連のあれこれで稼働率150パーセントに達していた。そのせいで週末はBADモードである。就職したいし、労働も全然嫌じゃないのだが(嫌な仕事でない限り)、就活は嫌だ。

 

2023/03/01(Wed.)|就活解禁、採用人事のタメ語、花粉

今日から就活解禁。というわけで、みやこめっせで開催されるマイナビの就活イベントに参加してきた。かつてマイナビではないが似たようなイベントに参加したことがあったのだけれど、そのときより参加学生がみんなちゃんとスーツを着ていた。企業ブースを回ったり、企業講演会を聞いたりした。しかし、出展企業にはあまり興味が湧かなかった。京都を拠点とする小さめの企業が多いからかもしれない。俺はもっとビッグなところに就職したい。

それはそうと、とある企業のブースで採用人事に、「ブース見てってくれる?」「じゃあ早めにQRコード読み取っとくね」「ありがとう」とか舐めたタメ語で話しかけれた。なので「おう、じゃあ見てこかな」「はいこれ、QRコード」「別にええで」と、こちらも舐めたタメ語で応じた。——というのは嘘で、ちゃんと敬語で返した。ったく、いったいお前は何様なんだ? どこでそんな言葉遣いを覚えたんだ? あ?

本人の前で悪態はつけなかったので、ここで吐き出しておく。

11:00–16:00くらいまで滞在した後に研究室に戻って、それからオンラインの方のマイナビイベントにも参加した。とどめに、各企業が独自にやってる職種説明会も参加した。偉すぎ。

春っぽい風が吹いて気持ちいいのだが、春の匂いだけでなく花粉も運んでくるのが厄介なところだ。ズビズビ🤧🌲🌲🌲

 

先月のdiary|2023/02

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diary|2023/02

2023/02/28(Tue.)|春の風再び、ES提出、植物🌱

昨日に引き続いて、春の風が吹いていた。今日くらいあったかければ鴨川ピクニックできちゃうぞと思っていたら、実際鴨川の河川敷に腰掛けている人がけっこういた。みんな同じこと考えるんだな。


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昨日半分ほど書き進めていたT社のESを完成させ、提出。SPIも受けなきゃいけなかったのだが、去年のインターンに応募したときの結果が流用できたっぽいので受験を免れた。よかったよかった。明日から就活が解禁で、みやこめっせでのイベントだったりオンラインイベントだったり、それとは別で予約していた説明会があったりと、明日も就活三昧の一日になりそうだ。明日から大変だぞ。

癒しが欲しいので、大学に向かう道中にあるガーデン青山さんで、植物を物色。去年買ったフランスゴムは枯れずにうまく育てられているので、次の植物を買ってもよいだろう、ということだ。うちのフランスゴムはいま芽を出し始めて楽しくなってきたところ。かわよい。

背景に調味料が写ってたので消した

次の植物は、カシワバゴムかガジュマルがいいな。近くを通るといつも寄る四条烏丸のノードリウムより、ガーデン青山の方が植物が健康的で生き生きしている感じだった。こんな近くにこんなにいいお店があったなんて灯台下暗しだ。灯台下暗しって、政治体制の一種みたいだよね。灯台下クラシー。

今日の素敵なもの|Jellycatのカメレオンのぬいぐるみ

jellycat.official.ec

 

2023/02/27(Mon.)|春の風、ES提出

今日は昨日よりかぐっと暖かくなった。日差しの感じが春のそれで、風にも春の匂いが混じっていた。


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名曲。春が来るたびヘビロテしている。

O社のESを書き上げ提出し、T社のESを半分ほど書き上げた。就活解禁が明後日なので、もう公開されているESはぼちぼち出していかなければならない。ESというのは書けば書くほど楽になっていく(なぜなら既に書いたESを改造すればすぐに完成するので)。

Instagramで〈ESは締切直前に出すのはあまり良くなくて、できたら公開されてから一週間以内で出すべし〉と言われていて、なんだそれ、と思った。くそしょうもない。いらんところで就活生を消耗するなよ。

就活解禁が近いからかOfferboxの動きも活発で、今日の検索された回数は30に迫る勢いであった。Acaricでのプラチナスカウトもバシバシ来た。

 

2023/02/26(Sun.)|作品、香水、スマホカバー、『NTLive かもめ』

今日は全体的にいい日だった。目覚めもよかったし、活力的に過ごすことができた。

まず朝起きてから、過去に制作した作品の写真を撮り、Photoshopでいい感じに整えた。私が使っているのはあくまで無料版のPhotoshop Expressなので、突き詰めた編集をすることはできないのが惜しいところだが、大した知識もないのに道具だけすごいのを使っていても仕方がないやろと言われたらそうかもしれない。就職したらデザインの勉強をしたいので、有料版Photoshopはそのときにとっておこう。

そしてこちらが撮影・編集した作品。Offerboxの自分を象徴する写真に設定しておいた。

《大智如愚》

《爲乕傅翼》

《爲乕傅翼》はそれほどでもないが、《大智如愚》の方は結構気に入っている。自分が当時できたすべてのことを詰め込んだ作品だと言ってもいい。気負いがあってよくないかもしれないが、私はこれが好きだ。

昼前からもう少し眠った。今日は夕方から夜にかけて映画を観る予定なのだが、あまり朝から活発に動いていると映画の間寝てしまいそうなので。映画を観る前に繁華街をぶらぶらした。

しばらく次の香水を何にするか迷っていたのだが、なんだかんだで、 COMME des GARCONSのSeries 3 INCENSE KYOTOに続投してもらうことにした。AesopのMarrakechが有力候補だったのだが、一日つけてみたところなんか合わないというか、気持ち悪くなってきた。だから、慣れているKYOTOにした。こっちの方がリーズナブルだし、内容量も多すぎなくて、ちょうどいいのだ。大西洋の彼方、モロッコの知らん土地の香りよりも、京都の香りの方がそりゃあ落ち着くだろう。

KYOTOしか勝たん

スマホカバーが黄変して汚らしくなっていたので、新しいのを買ってきた。ついでに間に挟み込むシールも新調。

Carpe diem

それからアップリンク京都で『NTLive かもめ』を観た。演出はジェイミー・ロイド。以前『NTLive シラノ・ド・ベルジュラック』を手がけた演出家だ。『シラノ』が本当によかったので、今作の『かもめ』も観に行ったという次第だ。『シラノ』ほど演出の驚きはなかったのだが(『シラノ』にラップの要素を盛り込んだのは間違いなく成功だった)、同様にミニマルで洗練された舞台で、大変満足だった。

コスチャが右半身に麻痺があるようで、そういう設定なのか?と最初は思ったけれども、調べてみたらコスチャを演じるダニエル・モンクス自身の麻痺らしい。演技は素晴らしくて、コスチャがそうであってもいいよなという説得力があった。あと、ソフィー・ウーが演じるマーシャがチャーミングでかわいかった。髪型もキュート。

今日の素敵なもの|『NTLive かもめ』

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2023/02/25(Sat.)|カーディガン

かわい〜と思ったカーディガンは4万円を超えている。そんな人生。

今日の素敵なもの|COMME des GARCONS HOMMEのカーディガン

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2023/02/24(Fri.)|面白いことがない

面白いことがない。いや、面白いことはあるのだが(そう願う)、それに向かうモチベーションを無くしてしまっている。最近の楽しみは?と聞かれても、そんなものはないと即答したくなるようなフィーリング。

強いて言うならば、ハーゲンダッツの期間限定フレーバーの「カフェラテタイム」くらいだ。これは美味しいのでみんな食べたほうがいいぞ。まあ、期間限定だからじきにこれもなくなるのだが。

明日は京大の二次試験があるみたいで、多くの受験生が試験会場(人によっては未来の学び舎)の下見に来ていた。不動産会社に雇われたアルバイトが物件のチラシを配っているのだが、普通に邪魔だった。受験生は目的地に向かってまっすぐ歩くのだが、アルバイトたちはあちらこちらをキョロキョロしながらフラフラほっつき歩いていて、危ない。よそ見をしている人というか、心ここに在らずな人が苦手だ。

 

2023/02/20(Mon.)|特に何もない

バイトがあるだけで特に何もない一日だった。薬をうっかり飲み忘れてしまったので、結構辛かった。辛いから何もしていなくて、何もない一日になったのだ。最近、睡眠の質が下がっているせいなのか、朝一応目を覚ますことができるけれども、そのまま昼前まで何もできず布団の中でじっとしていることが多い。

 

2023/02/19(Sun.)|京都マラソン、研究室の大掃除

今日は京都マラソンの日で、市内は大規模な交通規制が敷かれていた。研究室の掃除のために大学まで行く必要があったのだが、いつもの1.5–2倍くらいの時間がかかった。雨で歩かないといけなかったし。とはいえ、マラソンや駅伝で知らない人が知らない人に対して声援を送っているのは、なんだか見ていて気分が良かった。

最近気分がすぐれないが、今日は比較的穏やかな一日だった。

 

2023/02/13(Mon.)|ブランチ、バイト、映像の世紀(第3集)

茶店でブランチを頂いてから、バイトをして、映像の世紀を観て、帰った。

みんなだいすきパストラミビーフサンド

世話焼きなので、バイトで新人の方が入ると懇切丁寧に教える。みなそうあるべきだと思う。

本日視聴した新・映像の世紀は「第3集 第二次世界大戦」だ。初めて観た第二次世界大戦特集の映像の世紀の衝撃はたいへんなものだった(ナチス強制収容所の山のように積み重なった遺体をブルドーザーで運んでいる映像は、今でも脳裏に焼き付いている)。だから、新シリーズでも期待していたのだが、正直微妙だった。今回の新シリーズは全体として人間ドラマに注目するという狙いがあったはずだが、ヒトラーについてのドラマはさほど深くもなく、また、大戦の推移をちょこちょこ追っているだけで、ドキュメンタリーとしてのうねりというか歴史としての面白みに欠けていた。編集後記も、第1集と第2集のそれより、文章が下手だった。

 

2023/02/11(Sat.)|Offerboxの入力度100%、送別会

今日は天気が良くて暖かく気持ちのいい日だった。おいしいパン屋さんで昼食を適当に見繕い、近所をぶらぶら散歩する。

Offerboxのプロフィールをじゃんじゃん入力して、入力度がついに100%に達した。企業の皆様におかれましては、じゃんじゃんオファーを送ってきやがれください。

夜はバイト先の送別会に出た。飲みにいくのは久しぶりで大変楽しかった。まあ、私はお酒を飲まないのだけど。けれど、酔ってだんだんオープンになっていく人間を見るのは楽しいし、そういう人を見ていると素面でも酔える。

 

2023/02/10(Fri.)|Offerboxの情報を更新、新・映像の世紀

Offerboxのプロフィールをしばらくいじってなかったので、情報を追加しておいた。企業の皆様におかれましては、じゃんじゃんオファーを送ってきやがれください。

そろそろ就活に本腰を入れなければならない。ESも書かないといけないし、証明写真も撮らないといけないし、やることが盛り沢山だ。

昨日に引き続き、今日も図書館で新・映像の世紀を観た。今回は第2集で、第一次世界大戦から第二次世界大戦までのアメリカの経済社会にフィーチャーした内容。歴史を振り返ってみると、それだけでは独立した小さなピースでも、それらがパズルのように組み合わさって大きな絵になる、ということがよくわかる。それだけでは何の絵柄かわからないピースが集まると判別可能な一つの絵になる、という点がポイントだ。明日は第3集第二次世界大戦を観ようと思ったが、祝日のため図書館はお休みだった。ではまた来週。

 

2023/02/09(Thu.)|ANDY WARHOL KYOTO、パン屋はCLOSE、リトルファンジー

張り切って早起き。鴨川をのんびり散歩しながら、そして双眼鏡で鳥さんたちをじっくり観察しながら、まずは大学へ向かった。


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大学でばったり知り合いの先生に会って少しお話ししたのだが、実は今日は院試2日目(面接試験の日)らしい。たしかに、スーツを着てキョロキョロしている受験生がいる。大学に着いて余分な荷物を研究室に置いてから、京都市京セラ美術館へ向かう。

ウォーホル展(ANDY WARHOL KYOTO)は写真OKだったので、写真多めで紹介していく。

展示室に入ってすぐは混み合いがちだが、そこでいろんな香水が混ざり合った匂いがしてキツかった。展示の後半は空いてきたのでよかった。

黒柳徹子アンディ・ウォーホル

展示の第1章・第2章は、ウォーホルと京都ないし日本の関連を示す作品が多い。以降では、ANDY WARHOL KYOTOのKYOTO要素は特にない。

背景に牛さんの色紙があって、最初は視界がチカチカして邪魔だなとか思ったのだが、こういう反復・複製・大量生産こそポップアートだと言われたら、それもそうだなと思う。結果として、この展示の仕方は良かった。

インスタレーション

銀色の雲のインスタレーションも面白かった。ぷかぷか浮かぶ銀色の雲がシワシワになっているのは、おそらく来館者にしばかれまくっているせいだ。映える写真を撮るためには、銀色の雲を上方にぶち上げる必要があるのだ。ただ、会場のスタッフは音が出ないように取り扱ってくださいと注意していた。

キャンベルスープももちろんある

キャンベルスープシルクスクリーンとして綺麗というか、解像度がバキバキだった。実物を見ないとわからないことだ。

逆にブリロ・ボックスは画素が荒い感じだった。元々の段ボールに印刷されているまさにその風合いをそのまま再現したからなのかもしれない。詳しくは知らない。

Macintoshの広告デザイン

スティーブ・ジョブズとのエピソードが面白い。展示キャプションより引用。

ウォーホルは、テクノロジーやコンピュータが大好きだった。1985年の夏には、コモドールインターナショナル社から家庭用コンピュータ「Amiga 1000」を贈呈され、初めてコンピュータを手にした。新製品のお披露目のライブイベントで、ウォーホルは満員の観客を前に、同社の新しいソフトウェア「プロペイント」を使ってロックバンド「プロンディ」のボーカル、デボラ・ハリーの肖像画を描いてみせた。また、その前年の秋、ショーン・レノンの誕生会に招かれてオノ・ヨーコ邸を訪れたウォーホルは、日記にこう書き残している。「ショーンが誕生日にもらったアップルの「マッキントッシュ」を起動させている若者がいた。それで、いつだったか、僕にマッキントッシュを贈りたいと何度も電話をかけてくる男がいたけど返事はしなかったと話し始めたら、その若者は顔を上げて言ったんだ。「それは僕ですよ。スティーブ・ジョブズと申します』」。その晩、アップル・コンピュータの使い方を彼から習ったウォーホルは、日記でさらに告白している。「この若い天才発明家のそばにいて、自分がどれほど歳を取り、時代に遅れているかを実感したよ」。

《影Ⅰ》。灰色の部分にダイヤモンド粉が散らされている。

この作品は前を歩くとダイヤモンド粉がキラキラする。当時、ギャラリーで縦横192cm×132cmのパネル画102枚を並べて展示する計画があったらしい。これがずらっと並んでいたら壮観だったろう。

逆立つ髪の毛シリーズ

この迷彩のパネルもきれいだった

展示を観てすっかりお腹が空いたので、近くの良さげなパン屋さんに行ったらお休みだった。仕方なく、その次に良さそうな別のパン屋さんに行ったら、そこもお休みだった。どういうことやねん。

岡崎まで来たので、せっかくならと気になっていた観葉植物店リトルファンジーに行った。

 

www.landscape-watanabe.jp

結論から言えば、微妙な店だった。第一に、植物の陳列が結構見にくい。ジャングルっぽくごちゃごちゃと陳列する植物屋さんなのだが(それ自体は悪くない、楽しいごちゃごちゃというものがある)、ここは見にくいごちゃごちゃだった。奥の方にある植物がどんな姿なのかよくわからないことが多かった。第二に、葉色が悪い(あるいは、悪く見える)。店の照明の問題かもしれないが、葉っぱのツヤが微妙な植物が多かった気がする。中には葉っぱの縁が黄色くなってしまっているものもあった。

大学に戻って軽食を挟んでから論文を読む。今日は荒畑靖宏さんのカヴェルを紹介する論考を読んだ。

今日の素敵なもの|NHKスペシャル 新・映像の世紀

大学の図書館にある『NHKスペシャル 新・映像の世紀』を観はじめた。今日は第1集。第6集まであるので、ちまちま観ていこうと思う。

 

2023/02/08(Wed.)|事務作業、日記復活

読み直している『ことよび』が面白くてそわそわしてたら朝の5時になっていた。そこからお昼ごろまで寝た。

お昼までたっぷり寝た

で、昼過ぎから大学に行き、事務作業。読書会・勉強会関連の情報を更新した。

分析美学の文献をなんでも読む会(#なん読)と、『哲学探究』を読む会(#たん読)を私は主催している。会の情報については哲学オンラインセミナーのHPで告知してもらっているのだが、このブログでも同じ情報を載せておいた方がいいのだろうか。気が向いたら読書会案内の記事を作ろうかな。せっかくならイカしたバナー画像を作ってもいいかもしれない。

www.philosophyonline.net

最近途切れていた日記も復活させた。2023/02/07(Tue.)の日記は結構気合を入れて書いたのだが、どうだろうか。面白かったら適当にスターをつけたりつけなかったりしてほしい。はてなブログのスターという仕組みがよくわかっていないのだが、もらうとなんとなくうれしいから。

今日の素敵なもの|カネコアヤノ - わたしたちへ / Kaneko Ayano - Watashitachihe

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2023/02/07(Tue.)|中間発表の振り返り、カーディガン、『ことよび』

1月末の中間発表のときから忙しくてなかなか更新できなかった。ふつうは中間発表が終わったら暇になるもんだろう。が、私は中間発表が終わってから勉強したいことがモリモリ出てくるタイプなので、忙しかったというわけだ。

中間発表というと、学生はすっかり怯え切ってしまうイベントなのかもしれない。中間発表と聞くだけで冷や汗が出て、心臓が張り詰めてしまう、みたいな。実際、尋問官、もとい教授陣からは手厳しいコメントをもらって、論文のアイデアが完全に瓦解してしまい、お先真っ暗に……なんて経験をもつ人もいるだろう。私の属する講座の中間発表も、まあ大体そんな感じだが、私自身の中間発表に限って言えば、割と穏やかな雰囲気で進行するし、少なくともひと笑いは生じるくらいだ。

今回の中間発表は、どの先生からもクリアーかつ説得的に書かれているという評価をいただいた上で、実質的なポイントをいくつか突いてもらって、たいへん有益だった。実質的なポイントを突いている当のコメントは、確かに手厳しいのだが、私の原稿をより良くするための協力的なコメントなのだと私は考えているし、実際そうなのだから、ありがたいものだ。

とはいえ、ある先生からは、「もうちょっと広くやって欲しかった。これだと、1年間何やってたのかなと思ってしまう」という、絶句レベルのコメントをもらった。まあ、私にも言い分はあるし、抗弁したら納得してもらえたし、さらには別の先生から「私はそうは思わない。むしろ卒論のときよりも議論の鋭さが増している」という擁護コメントももらえたので、全然気にしていない。べ、べべ別に気にしてなんかねえし……。フォローしてくれたその別の先生は、あまり面白いという評価をくれない先生なのだが、私の原稿には5回くらい面白いと言ってくれたのもよかった。

もっとも、あまり貶しすぎるのも褒めすぎるのもバランスを欠いているので、ちょうどスポーツの採点のように、複数人のジャッジの採点のうち最も高い点と最も低い点をつけているものを除外して割り出した平均点を参考にするのがよいだろう。

今日ではないが、バイトに行ったときに、職員さんからagnès b.のカーディガンかわいいねと褒めてもらった。嬉しい。服装を褒められることと文章を褒められること。この嬉しさに匹敵するものはなかなかない。

うちの新入りのわんちゃん。カーディガンとは関係ない。

中間発表が終わってから選書企画に出す本を考えていた。選書で取り上げる本(のひとつ)はアヴナー・バズ『言葉が呼び求められるとき——日常言語哲学復権』飯野勝己(訳)(勁草書房、2022)にしたのだが、これはなかなかいい本だ。ちなみに、私は『ことよび」と呼んでいる。

原書はこちら(カバーの雰囲気がぜんぜん違う)。

内容も参考になるというのは大前提として、なんといってもエモい。どういうことか。

著者のバズは本書で日常言語哲学分析哲学(現代認識論)における最良のアプローチとして打ち出すのだが、これらの議論を練り上げる過程において、多くの論者から日常言語哲学に対する敵意と軽蔑を向けられてきたそうだ。そうした「向かい風」の中でなおバズは丹念に日常言語哲学を擁護するのだが、その姿がエモいのである。訳者の飯野も解説で「本書は私にとって、何よりも勇気と希望の書である」(267)と述べているが、まさにその通りだと思う。

日本語版への序文にも、そのエモさは存分に表れている。

以降の諸ページを書いたころの私の状況は、二〇〇四年にシカゴ大学からタフツへ移ると同時に、分析哲学のメインストリームで広くいきわたり、また深く確立されたオーステインへの、そしてあるいはそれ以上かもしれないウイトゲンシュタインへの敵意に(カヴェルへのそれは言うまでもなく)全身で遭遇している、といった体であった。私はまた、その種の哲学の多くに、興趣をそそられないものを見出してもいた——自らを科学へと転生させようとする野心においても、古来から哲学が求めてきた自己知の追究を復興させる企てにおいても、成功していない点で。それならば、哲学的孤立に黙従して地球上のあちこちにいる似た考えの比較的小さな哲学者グループからなぐさめを引き出すのではなく、私の同僚たちとの、そして私の学生たちの大多数がさらされている哲学的文献群との、本当の哲学的対話に取り組む試みへと立ちもどろう、と私は決意した。そしてそのことを遂行するためには、私が遭遇していた敵意の根へとたどりつく必要があった。以下の諸ページは、そうした対話の試みから立ち現れてきたものである。全体を通しての私の野心は、分析哲学者たちを彼ら自身の縄張りへと引き込み、そしてできうるかぎり彼ら自身のものの言い方に取り組ませることであった。その企てがどれほど成功しているか私にはわからないし、そもそもこういうケースで成功云々がいかにして測定されうるかすらわからないが、しかしそうした努力から個人的に得るものがあったのは確かだ。なぜなら、自分のもっとも奥深くにある、もっとも根本的な哲学的コミットメントについて自覚し、明確にとらえるには、それを共有していない相手と本心からの対話を試みる以上の方法はないからである。 何年にもわたって私は世界中のオーディエンスに向けて私の仕事を提示してきたが、私が問題視する哲学的コミットメントの一部について、その放棄を考えてみる可能性すら自ら直視することができない人びとからの無理解を、ときに経験してきた。私はまた、私が批判的に応答する、メインストリームの分析哲学者たちの著作を真剣に受け取ってみる可能性を自ら直視できない人びと——つまり、そういう著作が批判に値することを直視できない人びと——から、手荒く敵対的な無理解を経験してきた。こうした経験は、いずれも教訓的なものであった。さらにいっそう教訓的だったのは、それらが合わさったものである——私たちを他者から、そしてときには通路を隔てただけの同僚たちからすら孤立させうる哲学的隔たりをともないつつ、面と向かって、そして何度も何度も、それはもたらされた。本書の日本の読者が、私の仕事に対してどちらの応答をする見込みが高いか、私にはわからない。第一の種類の応答か、 第二の種類のそれか。私の希望としては、多くの人がそれらふたつのどちらでもない応答をしてくれたら、と思う。なぜなら私が何よりも望むのは、自身の時間の一部を振り分けてくれた読者にとって、私の仕事が有益なものになることだから。(ⅴ–ⅵ, 強調は引用者, 下線は原文の傍点)

今日の素敵なもの|君島大空 - 遠視のコントラルト @ 朝霧JAM’22


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珍しいスリーピース。この編成は「合奏形態」とは言わないらしい。あくまで合奏形態なのは、西田・新井・石若・君島の編成だけ、ということか。

発声がやや地声寄り(そもそも遠視のコントラルトは他の曲に比べて地声寄りなのだが)。SGがいい音が出している。

これが出る以前は、こちらが「遠視のコントラルト」の唯一のLIVE音源だった(こちらも伝説的な出来)。


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先月の日記 |2023/01

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